パートブリックとは、薄い春巻きの皮のような、チュニジアの「ブリック」という料理に使われる生地です。
元はチュニジアの料理ですが、パートブリックはフレンチでも使われることが多々あります。
春巻きのように棒状に包んでフライパンやオーブンで焼き色をつけたり、シーフードや野菜を包んで油であげたりします。
普通パートブリックは既製品を使うので、レストランで使う場合は発注して既製品を使えばいいのですが、家庭で使おうと思うとスーパーなどにはなかなか売ってません…
なので今回は家庭でパートブリックが使えるように、フライパンで作れる生地の作り方を紹介したいと思います!!
材料(10〜15枚分)
- 薄力粉 ・・・100g
- 水 ・・・300ml
- 塩 ・・・ひとつまみ
- オリーブオイル ・・・5g
一応10〜15枚分としましたが、フライパンの大きさや生地の厚さ(薄い方がいいですが、厚くなってしまう場合もあるので)によって出来上がる枚数は異なります。
作り方
薄力粉を振るってボウルに入れ、塩をひとつまみ入れて軽く混ぜます。
水を半分だけ加えてよく混ぜ合わせ、馴染んだらもう半分加えてさらに混ぜ合わせます。
オリーブオイルも加えて混ぜ、常温で20分ほど置いて生地を馴染ませます。
フライパンにオリーブオイルを少量引き、ペーパーでオイルを拭き取ります。
フライパンは生地が剥がれやすいように、テフロン加工の物がいいです。
フライパンに生地をレードル(生地の量はフライパンの大きさによって違うので調節してみてください)で注ぎ、一番弱い火にかけます。
生地が固まってくるまで鍋を傾けながら生地の厚さが均一になるようにします。
生地が固まったら一番弱い火加減のまま、5分ほど焼いていきます。
火が強いと生地が色づいてパリッとしてしまい、包む時に割れやすくなってしまうので、弱火でじっくり焼いていきます。
point生地の厚さや少しの火加減の違いで時間は結構左右するので、ちょこちょこ様子を見ましょう!
生地のフチがめくれてきたら、フチを持って生地をひっくり返し、裏側も1〜2分ほど焼きます。
焼きあがったものからオーブンシートに乗せて冷ましていきます。
2枚目以降は、濡らした布巾にフライパンの底を当てて冷ましてから生地を注いで作ります(オイルは塗り直さないで大丈夫です)。
これで自家製パートブリックの完成です!!
春巻きのように具材を包んでフライパンでパリッと焼くととても美味しく仕上がります!!
パートブリックは結構乾燥しやすいので、あまり出しっ放しにするとパリパリになって包む時に割れてしまうので、使う直前に取り出すか、霧吹きで軽く湿らせてから使うといいでしょう!
また冷凍保存ができるので、作り置きしておくこともできます!
パートブリックを使った料理のレシピはこちらからどうぞ!
煮込んだ豚足をパートブリックで包んでマスタードソースと合わせた料理です!
今回も最後までお読みくださりありがとうございます!!
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