ブランケットといっても毛布のことではなく、フランスのクリーム煮のようなものです。簡単に言うとクリームシチューに似たような感じですね。
ブランケットとは「blanquette 」と書き、「白く仕上げたもの」というような意味です。「blanc 」がフランス語で白なので。クリームとルウの白い色が名前の由来となっているんですね。
ブランケットはフランスの家庭料理で、仔牛の肉を使った「ブランケット・ド・ヴォー」というものがオーソドックスですが、日本では仔牛肉が手に入れづらいですし鶏肉の方が馴染みがあるので、今回は鶏胸肉で作っていきます。最近ではレストランでも鶏肉を使ったブランケットも多くありますし。
また、付け合わせとしてバターライスを添えるのも定番なので、ブランケットとバターライスを作ってしまえば立派なディナーになります!
材料 (2〜3人分)
- 玉ねぎ ・・・1/2個
- 大根 ・・・適量
- ブロッコリー ・・・1/4株
- 鶏胸肉 ・・・1枚
- ブイヨン ・・・300ml
- バター ・・・20g
- 薄力粉 ・・・30g
- 牛乳 ・・・70ml
- 生クリーム ・・・60g
- 塩 ・・・適量
- ブラックペッパー ・・・少々
野菜は一応分量を乗せましたが、じゃがいもやニンジンなど好きなものを好きな量追加してもらって構いません。
また、ブイヨンは顆粒の物を使う場合は湯に溶かしてこの分量にしてください。
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作り方
まず鍋にブイヨンを入れて沸騰しすぎない程度に沸かし、カットした玉ねぎ、大根、ブロッコリーを入れて柔らかくなるまで煮ます。
野菜に火が通ったら別の容器に取り出しておき、ブイヨンの火を止めて鶏胸肉を入れて蓋をして20〜30分ほど置いてゆっくり火を通します。
鶏胸肉はパサつきやすいので、このようにゆっくりと低温で火を通すことでしっとりと仕上がります。
鶏肉に火が通ったら取り出し、ブイヨンを再び火にかけてアクを取りながら煮詰めていきます。
別の鍋にバターを入れて中火にかけ、バターが溶けてきたら弱火に落とします。
バターがシュワシュワしてきたらふるっておいた薄力粉を加えて、色づかないように混ぜながら火を通し、粉っぽさがなくなるまで炒めます。
粉っぽさがなくなったら煮詰めたブイヨンを少しずつ混ぜながら加えます。一気に加えるとダマになってしまいます。
ブイヨンを加えると小麦粉が一気にブイヨンを吸って固まるので、少しずつブイヨンを入れて馴染ませるようによく混ぜます。
ブイヨンを全て加えたら生クリームと牛乳を入れて塩で味を調え、取り出していた野菜類を加えて少し煮込みます。
野菜に味が染みたら最後に鶏肉を適当な大きさにカットし、サッと温めて火を止めます。
器に盛り付けたら仕上げにブラックペッパーを振りかけて完成です!!
温かくてクリーミーな口当たりが寒い冬にぴったりです!!ブイヨンの旨味も効いているのでいつものクリームシチューもは一味違います!
今回も最後までお読みくださりありがとうございました!!