タルト・タタンはリンゴのタルトで、焦がしてしまったリンゴをどうにかしようと、タルト生地を乗せてひっくり返したことで偶然出来たものと言われています。
その名残で現在でもリンゴの上に生地を乗せ、焼いた後にひっくり返すというレシピが多くあります。
キャラメリゼしたリンゴの香ばしさと甘酸っぱさがとても美味しいタルトです!!
材料
- リンゴ ・・・2個
- グラニュー糖 ・・・30g
- お湯 ・・・5ml
- バター ・・・20g
- カソナード(グラニュー糖で代用可) ・・・適量
- タルト生地 ・・・1枚
作り方
まずリンゴの皮を剥き、1個半は大きめにカットします。
1/2個は縦にある程度厚みを残すようにスライスします。
フライパンにグラニュー糖を入れて火にかけて溶かします。
グラニュー糖が溶けると透明→黄色→茶色と色づいてくるので、深い茶色になるまで、フライパンを傾けて全体に色むらができないように加熱します。
深い茶色になったらお湯を一気に加えます。ジューっと結構跳ねるので気をつけてください。
軽く混ぜてお湯とキャラメルをなじませ、バターを加えて混ぜながら溶かしていきます。
カットしたリンゴを加えてしばらく煮ていきます。リンゴから水分が出てくるので、そのリンゴから出た水分で煮ていくイメージです。
リンゴがきれいに茶色く、柔らかくなったら煮汁を切ってリンゴだけを適当な容器に移して粗熱を取ります。
フライパンに残った煮汁にスライスしたリンゴを加え、形が崩れないように同様に煮ていきます。
タルト生地(パート・シュクレ)を麺棒で伸ばし、タルト型の大きさにカットします。
底板が外れないタイプのタルト型を使う場合は大体の大きさで構いませんが、底板が外れる場合はその底板の大きさに合わせてカットするといいと思います。
底板をはめたタルト型に柔らかくしておいたバターを塗り、カソナード(きび糖)を満遍なくまぶします。
カソナードがなければグラニュー糖でも構いません。
スライスのリンゴを並べます。ここがタルトの上面になるので、きれいな見た目になるように並べましょう!
その上に角切りのリンゴを敷き詰めます。
隙間がないようにぎゅっと押して強めに詰めましょう。
その上にタルト生地を乗せます。オーブンで焼き上げた後ひっくり返すので、このタルト生地が底面になります。
タルト生地にフォークで全体に穴を空けます。この工程はピケといい、生地が膨らんで焼きムラが出るのを防ぎます。
ピケしたら180℃のオーブンで20分ほど焼きます。リンゴには火が通っているため、生地が焼けていれば大丈夫です。
焼き上がったらしばらく置いて粗熱をとり、型から外します。
適当な大きさにカットして完成です!!
お好みでアングレーズソース(カスタードのような甘いソース)やシナモンパウダーを添えても美味しいですよ!
甘酸っぱいリンゴとキャラメルのコクがとても美味しいタルト・タタンなので是非作ってみてください!
今回も最後までお読みくださりありがとうございました!!
カソナード