ポムアネットとは細切りにしたじゃがいもを型に入れて焼いた料理で、一般的に聞き馴染みはあまりないと思いますが、フランス料理では古典的でオーソドックスなものとなっています。
この丸い形から「じゃがいものガレット」と呼ばれることもありますが、違いとしては、厚みのあるものを「ポム・アネット」、比較的薄めのものを「じゃがいものガレット」と呼ぶことが多いように思います。
このポムアネットは厚みがある分、表面はカリッと、中は蒸し焼き状態になりホックリとした食感になります。
材料(1人分)
- じゃがいも ・・・中1個くらい
- 溶かしバター ・・・10g
- バター(焼き用)・・・5g×2
- 塩 ・・・適量
今回はセルクル(丸型、8~10cmくらい)を使いますが、なければ小さなフライパンやスキレットでも作ることができます(厚みは出しにくいですが)。
作り方
まず皮を剥いたじゃがいもを千切りにします。ある程度細ければいいので、そんなに頑張って極細にしなくても大丈夫です。
千切りにしたじゃがいもをボウルに入れ、溶かしバターと塩を加えてよく和えます。
じゃがいもは切ったら水にさらしてでんぷんを取るのが一般的ですが、今回はこのでんぷんにじゃがいも同士をくっつける接着剤の役割を果たしてもらうので、水でさらさないようにしましょう。
それではさっそく焼いていきましょう。
フライパンにバターを溶かし、セルクル(型抜き)を乗せてその中にじゃがいもを詰めていきます。
セルクルをつけたまま弱めの中火で焼いていきます。しっかりと焼き色がつくように、上からスプーン等で軽く押しながら焼いていきましょう。
焼き色がついたらひっくり返すのですが、この時点だとまだ崩れやすいので、セルクルごとひっくり返します。
ひっくり返したらバターを足し、火を少し弱めて蓋をして軽く蒸し焼き状態にし、中まで火を通します。
3分ほど蒸し焼きにしたら蓋を外して裏面の焼き色を確認し、焼き色が足りなければ火を強めてカリッと仕上げましょう。
最後にセルクルを外したら完成です!(写真はちょっと焦げましたが大目に見てください…)
しっかりと焼けていればセルクルを外しても崩れにくくなっているはずです。
↑付け合わせとして鶏肉のソテー、キノコのクリームソースに合わせるとこんな感じに。
外はカリッと中はホクホクに仕上がっていて、じゃがいもとバターの香りが相性抜群でとても美味しいです!単体で食べても美味しいですが、付け合わせにした時にお肉の肉汁やソースと絡むとさらに美味しくなりますよ!
是非作ってみてください!!
今回も最後までお読みくださりありがとうございます!!
セルクル