エッグベネディクトはイングリッシュマフィンに焼いたベーコン、ポーチドエッグ、オランデーズソースをかけた、オシャレな料理ですね。
実はエッグベネディクトはニューヨーク生まれの料理でフレンチではないのですが、オランデーズソースやポーチドエッグなどフレンチのエッセンスが多く含まれているのです。
オランデーズソースは卵黄にバターを加えて作ったもので、超簡単に言うと、温かいマヨネーズのようなソースです。このオランデーズソースが若干手間ですが、その分とても美味しいので是非お試しください!!
材料(2つ分)
- イングリッシュマフィン ・・・1つ
- ベーコン ・・・2枚
ポーチドエッグ
- 卵 ・・・2つ分
- お酢 ・・・水1リットルに対してカップ半分ほど
オランデーズソース
- 卵黄 ・・・1個
- 水 ・・・10ml
- 澄ましバター ・・・60g
- レモン汁 ・・・適量
- 塩 ・・・適量
- カイエンペッパー ・・・適量
イングリッシュマフィン=マフィンは上下半分に切るので、エッグベネディクト2つでマフィンはひとつとしています。
マフィンがなければフランスパンや食パンでも大丈夫です(私もフランスパン使ってますし…)
ポーチドエッグのお酢=お酢が持つタンパク質を凝固させる作用を使うために加えるので、お酢自体はなんでも構いません。ただしダシや砂糖が混ざっているものはNGです。
澄ましバター=バターに含まれるタンパク質等を取り除いたもの。家庭でもバターから作ることが可能です。オランデーズの正規の作り方としては澄ましバターを使いますが、もし面倒なら普通のバターを溶かして使ってしまっても大丈夫っちゃ大丈夫です(笑)
カイエンペッパー=唐辛子を粉末にしたもの。ここでは辛味を加えるというよりも味を引き締めるために使用しています。
もしなければパウダー状のホワイトペッパーで代用可能です。
作り方
オランデーズソース
まず湯煎にかけるためのお湯を用意します。
鍋に水を入れて中火にかけて温めます。卵黄を温めるための湯煎なので温度が高すぎると卵黄に火が入りすぎてボソボソになって分離してしまうので、お風呂より少し熱いくらい(約50℃)まで温めます。
そこまで温まったら火をごく弱火にして保温しておきます。
ボウルに卵黄と水を入れ、泡立て器で軽くほぐします。
先程保温しておいたお湯で湯煎していきます。湯煎中は卵黄の火の入り具合にムラができないように常に混ぜ続けましょう。
湯煎していくとだんだん卵黄がトロッとしてきます。短時間ではなかなか火が通らないので、時間をかけてゆっくりと卵黄を温めていきましょう。
時間がかかるからと言って湯煎の温度を高めてしまうと一気にボソボソになるので、火加減はいじらないようにしてください。
トロッとしてきたら湯煎からおろし、泡立て器で卵黄をかき混ぜながら澄ましバターを糸のように細く垂らして加えていきます。少しずつ混ぜながら加えていくことで卵黄とバターがしっかりと混ざって乳化してくれます。
バターを全て加えたら塩、レモン汁、カイエンペッパーを加えて味を調えます。
もしとろみが足りなくサラッとしている場合は再び湯煎にかけ、逆に重くドロっとしている場合はほんの少しだけ水を加えて調整しましょう。
これでオランデーズソースは完成です。
ポーチドエッグ
鍋にお湯を沸かし、お酢を加えます。火を少し弱めて静かに沸いている状態にします。ボコボコと激しく沸騰していると卵の形が崩れやすくなってしまうので。
スプーンやレードルなどでお湯を大きく混ぜて渦をつくり、流れるプール状態にします。
その渦の中心に卵を静かに落とします。
卵はあらかじめ器に割り入れておくと、落とす位置や形をコントロールしやすくなります。
卵は湯に入れて10秒くらいで形が決まるので、渦がおさまってきても再び混ぜないで大丈夫です。
湯に入れたまま3分ほど火を入れて半熟に仕上げます。
穴杓子などで卵をすくってペーパーの上に置いて水気を切ります。ナイフで余分な白身を切り取って形を整えたら、ポーチドエッグは完成です。
組み立て
フライパンでベーコンとパンを焼いていきます(普通はイングリッシュマフィンですが今回はフランスパンを使っています)。
ベーコンから脂が出ますしパンは油なしできれいに焼けるので、フライパンに油は引かないで大丈夫です。
パン、ベーコン、ポーチドエッグ、オランデーズソースの順に載せていったら、エッグベネディクトの完成です!!
(写真はひとつですが分量は2つ分になっています)
お好みでパセリやパプリカパウダーなど振りかけてもgoodです!
今回も最後までお読みくださりありがとうございました!!
カイエンペッパー