パート・シュクレは一般的なタルト生地のことでデザートに使う甘くサクサクっとした生地です。
ちなみに「パート」という言葉はフランス料理やデザートにおいて、「生地」という意味合いで使われているので、パート・ブリックやパート・フイユテ(パイ生地)のように「パート」とつく生地が多く存在します。
今回はデザート用の甘い生地を紹介しますが、キッシュなど食事系のしょっぱい料理に使うタルト生地は「パート・ブリゼ」と呼ばれ、作り方も少し違います。
もし興味があれば以前こちらで紹介したので見てみてください!⬇︎
材料
- バター ・・・70g
- グラニュー糖 ・・・60g
- 全卵 ・・・1個
- 薄力粉 ・・・145g
作り方
まずバターを常温に戻して柔らかくしておきます。冷蔵庫から出して2時間くらい置いておき、力を入れなくてもヘラで潰せるくらいまで柔らかくしておきましょう。
柔らかくなったバターにグラニュー糖を加えて全体がよく馴染むまで混ぜ合わせます。
そこに溶いた卵を2〜3回に分けて加え、よく混ぜ合わせます。
ふるっておいた薄力粉を加え、ひとまとまりになるまで木べらやカードで混ぜ合わせます。
丸くまとめたらラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
冷やすことでバターが固まり、生地も落ち着きます。
敷き方〜空焼き
生地をタルト型に敷き込むことをフランス語ではフォンセ(foncer)と言います。
休ませた生地を打ち粉をした台の上で麺棒を使って、タルト型よりもひと回り大きく伸ばします。
タルト型に生地を被せて、指で型のスミにも生地が行き渡るように敷き込みます。
周りのなみなみの部分にも生地が行くように丁寧に指で押さえていきます。
型の上から麺棒を転がし、型からはみ出した生地をカットします。
余った生地は丸めて再利用できるため取っておきましょう!
生地の底全面にフォークで穴を空けていきます。
これを「ピケ」といいます。
point型と生地の間に入り込んだ空気が焼いている間に膨張し、生地が膨らんでしまうので、空気を逃がすためにピケをします。
タルト型に合うようにカットしたオーブンシートを生地の上に被せ、その上からタルトストーンを乗せます。
タルトストーンは生地の底が膨らまないように重りとして乗せるもので、もしない場合は小豆や生米で代用可能です。
オーブンシートの切り方はこちらを参照してみてください⬇︎
180℃で予熱しておいたオーブンに10〜15分ほど加熱し、生地の周りが少しだけ色づいたらオーブンから取り出します。
オーブンから出したらタルトストーンとオーブンシートを外し、生地の内側に溶いた卵黄(分量外)を塗ります。
point卵黄は、アパレイユ(卵液などの液状のもの)がピケの穴から漏れないようにするためと、アパレイユの水分で生地がフニャフニャにならないように防水効果を持たせるために塗ります。
卵黄を塗ったら再びオーブンに入れて180℃で7〜10分ほど焼きます。
焼けたらオーブンから出して粗熱をとり、パート・シュクレは完成です!
このパート・シュクレを使ったデザートはこちらで紹介しているのでもしよろしければ!⬇︎
タルト・タタン
チョコムースのプチタルト
今回も最後までお読みくださりありがとうございます!
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バター
薄力粉
タルトストーン
タルト型
製菓、製パンの材料の品揃えがかなり豊富で、サイズも幅広く扱っているため、少量のみ必要な方にも便利です!
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